クールビズはメタボには助かるのです。 [最近読んだ本]
買い置きしてあった「東野圭吾:ナミヤ雑貨店の軌跡,角川書店,2012.3」,
お小遣いの入金後に買った「三浦しをん:舟を編む,光文社,2011.9」など,
前回の記事で予告したとおりGWは読書週間でした。
ん?タイトルとイントロダクションが・・・。
前回の記事で,GWは読書週間になる見込みの話をしましたが,
そのとおりとなりました。
そうです。『外出もせず寝正月系の日々を過ごした結果,体重と体脂肪が
増加したのにも関わらず,なんの対策も講じないまま,さらにGWを室内
で過ごすこと,脂質の増加が懸念されます』っと自分で気づいていたにも
関わらず,有言実行してしまった結果,タイトルのような結論となりました。
ワイシャツの第1ボタン,ク-ルビズであけているのか?締まらなくて開け
ているのか?私の場合は,後者です。
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無事,タイトルとイントロダクションが繋がり,結論として体脂肪が増加した
こと,読者に伝わったことと思います。もちろん,読書をすれば体脂肪が
増加すると帰結されるのは,その前提条件として,私が運動をしなかった
ことと飲酒読書をしたこととが加わって成立しております。
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ということで,すっかり6月。久しぶりの更新です。相変わらずの筆不精。
以下いつものように,備忘録的な読書感想文。
まずは,「東野圭吾:ナミヤ雑貨店の軌跡,角川書店,2012.3」と
「三浦しをん:舟を編む,光文社,2011.9」の2冊。
両書とも直木賞作家の作品。
さすが,流石,サスガ。引力がすごい!。リンゴが木から落ちるよりも。
100人が読んで98人が感動する本(2人くらいは伝わらないかも)。
というような2冊です。両書とも,時間とはなにかと考える機会を私に
与えてくれました。いつものように,答えは出ておりませんが・・・。
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続いて,直木賞候補や本屋大賞候補になったのですが,残念ながら受賞して
いない作品(第2回山田風太郎賞受賞作)。
「高野和明:ジェノサイド,角川書店,2011.3」
書店を訪れるたび,気にはなっていたのですが,ジェノサイドというタイトル
が・・・。構成は村上春樹の1Q84のような感じで進行します。
このパタ-ン,少しずつ読み進める記憶容量の小さい私としては,少し苦手
です。
2012年本屋大賞第2位の作品ということで,第1位の「三浦しをん:舟を編
む,光文社,2011.9」とともに,ようやく購入。
読まず嫌いという言葉があるかないかはさておき,一気に読了させるパワ-が
ある作品。きっと,将来,映像化されると思います。タイトルで読まず嫌いにな
っている方,一読の価値ありかも。
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いつものように,気に入った作家の本しか読まない私,上記のように世間の評判
を参考に,徐々に領域を広めてはいるのですが,保守的なのでしょうか?
そうです,同じ作家の同じような本(続編なので当然ですが)を買っていまいます。
「有川浩:三匹のおっさんふたたび,文藝春秋,2012.3」
しかも,文庫本が出てから買いなさいと愚妻から言われているのも関わらず,
単行本を買ってしまいました。そうです,おもしろくないとは言えない状況です。
いつまでも,若くないことは知っていたはずなのですが,周りから見ればすでに
(とうに)『おっさん』である私が,『おっさん』というタイトルに惹かれて買った文庫本
の第2弾。前作を楽しく拝読した著者への御礼の気持ちと続編を早く読みたいとの
気持ち(バランスはさておき)で,単行本を買いました。当然,愚妻が先に読了して
おります。世の中の『おっさん』の平均的な位置に,私もいることを確認しました。
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最後に,もう1冊。原作:秋本治,そうです,こちら葛飾区・・・所の小説版。
「大沢在晶,石田衣良,今野敏,柴田よしき,京極夏彦,逢坂剛,東野圭吾明:
小説こちら葛飾区亀有公園前派出所,集英社,2011.5」
本編は,ベストセラ-作家の短編集であり,題材は国民的漫画ゆえ,とても楽しく
拝読しました。
ご紹介したいのは,大沢在晶氏の『あとがき』です。
そこには,『プロの推理作家を名乗る者には,おもしろくない推理小説を書くことは
許されない。』とある。
そして,例外的な天才以外は,経験や数を書くことによって作家としての力をつける
と述べられている。
また,推理小説には制約があることが他の小説とは異なることを指摘している。
なるほど,以前,推理小説と既設構造物の補修との関係について考察した私が
漠然と抱いていた共通点は,この辺りだと気づかされた。
1Q84のような文学作品?は読んで疲れて感動もしない私が,コミカルな推理小説
では感動できる。
制約が多ければ,補修設計にも力が入る。
プロフェッショナル。
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以前,なにかの講習会で,『新設設計はバ-チャル,補修設計はリアル』との講演
を拝聴した。
どちらも,バ-チャルとの指摘もあるが・・・,より制約条件が多い中での解を得る
ことが補修設計の『おもしろい』所。
こち亀を題材に,プロフェッショナル作家たちが,推理小説というカテゴリ-で競演
する。おもしろくない理由がない。
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お金がない,時間がない,資料がない,前例がないなどの制約ではない制約のある
補修設計を『おじさん』は楽しみたいと願って止まない。
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GWのネタを6月上旬に記事にするため,タイトルを無理矢理ひねり出したこと
読者にバレていないか否かが心配ですが,筆不精のブログゆえ,ご容赦下さい。
本日も,今回も,最後までお読みいただき感謝申し上げますm(_ _)m
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