あけてから一年があきました [最近読んだ本]
ということで、概ね一年間放置しておりました。
筆不精の私です。
2015年、心機一転の胸中で新たな生活スタ-トしましたが
1月末に父が他界したこともあり、喪中の最中となりました。
長らく病気入院中で、意識が戻らないまま永眠しました。
親孝行はなにもできませんでしたが、親不孝なこともしな
かった?と思います。たぶん。
葬儀では天寿を全うした父親に孫の成長を報告できたこと
と思います。たぶん。
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ということで、2015年も残りわずかとなりましたが、年明けのみの
記事更新しかできないため、年末に記事を更新しようと思います。
年明けに更新しない宣言ではありませんが・・・。
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とはいえ、ネタがないため、1年ちかく放置(いや、経過)した当ブログ。
なにを記事にすれば良いのか考えましたが、妙案もなく・・・。
妙案と名案の違いを議論しても明暗がつかない。
そうだ、最近読んだ本の話でごまかそう!
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「川島一彦:地震との戦い なぜ橋は地震に弱かったのか,鹿島出版,2014.12」
少し専門的な話になりますが、震度法に対する著者の考え、地震時保有水平耐力法、
動的解析などを理解する良書です。
以前、当ブログで少し話題にしましたが、当方にコンクリ-トを教授していただいた恩師は、
耐震設計が専門。でも当方は素人。
電算が発達していなかった時代、動的な挙動を安全かつ経済的に設計するために苦労した
先人。
本書は、現代の耐震設計を知るだけでなく、過去、未来の耐震設計を解説しているので
興味のある方は、一読されることをおススメします(とはいえ、興味のある方は既読で
しょうが・・・)。
経済性と安全性については、すべての工学に共通の課題であるため、橋梁以外を専門と
する技術者にも読んでいただければと思いました。
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折角なのでもう一冊。
「日経コンストラクション編:老朽橋探偵と学ぶ 謎解き!橋の維持・補修,日経BP社,2015.11」
この本は、日経コンストラクションという雑誌に掲載された記事を編集したものです。
執筆・協力者6名のうち、3名の方々に懇意にしていただいた当方としては、購入するのが
必然と思い、愚妻の許可なく購入しました(どうか3,200円の支出、ばれませんように)。
うち、1名の探偵は顔写真の掲載があり、老けたな~と思いました(すみません)。
ただ、この人との出会いがなければ、補修補強を楽しいと思えたか否かは自信がありません。
技術士の取得などの自己啓発を含め、私の人生に影響を与えた人々の一人。
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ここで、先ほどの地震と自信に気づいた方、きっと良いことがあります。たぶん。
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記憶が定かではありませんが、業界で有名な方が日経コンストラクションの記事で、
『新設の橋梁が設計できるからと言って、補修設計ができるとは限らない』
というようなことを指摘されていましたが、本書はその理由が満載です。
また、以前、当ブログで、補修設計と推理小説が同じであると書きましたが、本書では
そのまま探偵が登場しています(すこし、アイデアを盗られたような・・)。
本書は、雑誌の連載記事以外にも書き下ろしが加えられていますので、関係者は必読です。
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以上、一般(一斑)の方々には、何の興味もないネタでしたが、年頭のブログ更新を
期待されている二班の方々に筆不精だけではない理由を説明するために更新しました。
私を生んでくれた人(父親ゆえ、表現が不適切かも)、私に影響を与えた人々(恩師や
探偵の方々)に感謝する一年でした。
一斑の方も二班の方も、良いお年をお迎えください。
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本日も,最後までお読みいただき,感謝申し上げますm(_ _)m。
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