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美術は苦手な技術者です。 [最近読んだ本]

ん~,オヤジの駄洒落。

読書の秋を過ぎ,当地では白い物も落下してくる季節。

筆不精のブログゆえ更新もままならず, まもなく師走。

読書の秋にご紹介するつもりでいた本もすっかり冬。

タイトルにある美術が苦手な・・・とは, 

 

原田マハ:楽園のカンヴァス,新潮社,2012.1」を読んだ私の

感想です(けして,駄洒落ではありません?)。

第25回山本周五郎賞受賞作,早くも「2012年ナンバ-ワン」の声!

という帯に惹きつけられ,美術が苦手にもかかわらず購入したのは,

たしか秋。

美術が苦手な私でも,ピカソやゴッホなどの画家は習った記憶がある。

でも「ルソ-」は,知りませんでした^^;やっぱり,美術は・・・。

著者のお陰でルソ-を知らなかった私でも,楽しめた1冊。

読了後,「美術館へ行ってみようかな」っと思った私です。

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ということで,もうすぐ12月。久しぶりの更新です。相変わらずの筆不精。

ブログを更新しないとなにやら広告が・・・。うぅ~,当ブログの品格が・・。

あっ,それは最初から"ない"。 

以下,いつものように,備忘録的な読書感想文。

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まずは,「大栗博司:重力とは何かアインシュタインから超弦理論へ,

宇宙の謎に迫る,幻冬舎新書,2012.5」。

以前,カ-ル・セ-ガン博士が登場する「コスモス」というTV番組(番組名は記憶ゆえ

正確ではないですが)を見て感動した中学生の時の話をしました。

当時は無重力の宇宙に感動していたようなしていなかったような。

無事,アラフィフとなった私が,”重力とは何か”に興味があったのは

必然?。

本書の”はじめに”には,”「知りたい気持」は止められない”とある。

重力について何十年も考え続けている著者。

自身の研究している分野について多くの人に伝えたい。なぜならば,

それが,楽しいことだからと著者は言う。

そのとおりの本。楽しさが伝わりました。私にも,いや,私でも。

本書の”あとがき”で,『私は研究成果を論文にするときに,読んでもらいたい

研究者を思い浮かべます。どのように書き始めれば問題意識を共有してもら

えるだろうか。どのように話を組み立てれば納得してもらえるだろうかなどと

考えながら執筆をします』とある。本書は著者が卒業以来会っていない高校

の同級生に読んでもらうつもりで書いたとのこと。

第1線の研究者が,素人にも理解してもらえるように難しいことを平易に書く。

難しい。

著者は,『説明を簡単にするためにごまかしてはいけない。大切だと思うことは

きちんとわかってもらえるように,少しくらい話が長くなっても丁寧に説明しました』

と述べている。

大事なことだと思う。

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興味のある人に『なるほど』っと思ってもらうことは簡単。

しかし,興味がない人に『なるほど』と思ってもらえることは難しい。

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本書は,”重力”について,いや,”宇宙”について『なるほど』と思える。

なぜならば,著者が何十年も知りたい気持ちを止めずに得た『楽しいこと』

だからです。

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ご紹介した2冊,ともに”**がが苦手な人” でも理解できるようになっている。

簡単なようで難しい。

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つぎは,重力つながりで,

三浦しをん:悶絶スパイラル,新潮文庫,2012.9」。

以前,「三浦しをん:舟を編む,光文社,2011.9」をご紹介した際,

『さすが,流石,サスガ。引力がすごい!。リンゴが木から落ちるよりも。』と

当ブログで書いたことをご記憶されている方はいないとは思いますが,

引力と重力がつなっがたことは,ご理解いただけたでしょうか?

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本書はエッセイで,しかも,シリ-ズもの(本書は4冊目)。それとは知らずに買った

のですが,著者の自由自在な文章力。サスガ,プロの作家。

たぶん,残る3冊も購入するハズです(最近,物忘れも多く,私の揮発性メモリ-に

この情報が残っていれば)。ちなみに,不揮発性メモリ-は容量が少なく・・・。

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ということで,今回も無事?文末へと書き進めることができた。

ちなみに,今回ご紹介した3冊以外に,今秋,読了した書籍は以下の3冊。

東直己:探偵法間ごますり事件簿,光文社,2012.7」。

高野和明:6時間後に君は死ぬ,講談社文庫,2010.5」。

本谷有希子:嵐のピクニック,講談社,2012.6」。

買ったはいいが,読了していない以下の2冊。

三浦しをん:神去なあなあ日常,徳間文庫,2012.9」。

小林泰三:大きな森の小さな密室,創元推理文庫,2011.10」。

ほかにもあったような・・・,不揮発性メモリ-格納ゆえ,忘却しました。

賢明なる読者の方はお気づきのこととは思いますが,11月に記事の更新がなく

ブログのど真ん中に広告が占拠している事態を回避するため,捻出した今回の

記事。筆不精のブログゆえ,ご容赦下さい。

今回も,最後までお読みいただき,感謝申し上げますm(_ _)m


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